M1グランプリ2019 ②かまいたち
2.
2位 660点
松本 95 ②
上沼 95 ③
巨人 93 ③
志らく95 ③
礼二 94 ②
富澤 93 ③
塙 95 ③
UFJ 4分25秒
松本「圧巻でしたね。涙出るくらい笑ってしまいました。」
志らく「参りました。素晴らしかったです。」
上沼「漫才もうまいですが、かまいたちは大したこと言ってない。一つの間違いをあそこまで持っていってるわけです。でどんどん盛り上がってる。これは、フリートークに出た時に、絶対小さなものを大きく膨らます力があるという証拠なんですよ。
この人達は、グランプリですね。」?
富澤「言い間違いをなすりつけて開き直ってこれで4分いくって凄い。最初の話どうなんのかなあって思ったらちゃんと最後に持ってくるのとか、綺麗だなあと。もう少し順番が後半だったら98点99点つけた。」
「怯えと自信の共存とは。私の持論。自信が10の芸は鼻に付く。怯えが10の芸は見ていられない。自信が怯えを少しだけ上回った芸こそが魅力的な芸。去年のかまいたちは自信8怯え2。今年は自信7怯え3。」
パ哲「濱家が後半はツッコミというよりお客さんの方に確認していくことで共感の笑いを生む、見やすくさせてる」
飯哲「身長差が改めて面白いコンビ、濱家のかがんでる時と立ってる時のツッコミの差を利用。上下にも左右にも視線を広げて分厚い」
土屋「クスリというワードがツッコミではなく山内から出てくる点。リアクションに徹した方が山内の狂気を強調させられる」
武智「山内が"前半のうちに出番が来たらUFJでいきます、後ろの方やったら様子見てネタ決めます"って言ってた。
確かに後半やったらもっと点伸びてたと思う。
山内はネタの着眼点つくり方が2016KOC以降変わった。」
これにM1準優勝は過去最高かもね
ウケ 9
技術 10
発想 7
構成 8
好み 7
過去の敗者復活戦や東西ドリームでもやった有名なネタ。所々変わってるけど序盤のクスクス笑いの様子から結構知っている客が多かったと思う。
盛山と違って山内のジェスチャーは必要な大げささで言葉のパワーを強めているから気にはならない。
ただ、これまでで一番巧かったしパワーがあった。それと過去のM1での振る舞いやバラエティ等で山内の鬼畜さが認知されたことがプラスになり、トップスピードになっても皆ついてきた。だからこそツッコまずとも濱家への同調で笑える。
「もし俺が謝ってこられてたとしたら〜」
とかは完全に共感の笑い、ツッコまずにリアクションだけで盛り上がる。
去年一昨年も充分3位以内のネタのクオリティだったと思うが、客との温度差、それと濱家の作り笑いや早口すぎる点などが改善されていたのが大きかったかもしれない。
個人的にはサランヘヨや濱家が動き回るところはその後のボケに繋がるとはいえやりすぎな気もするが。
全く気にならないレベルだが、鼻につく感、やりにいく感がラストイヤーまで拭えなかった。
いずれにせよ和牛ミキと並んで巧すぎ。
当初今年は参加しないと言っていたが、貫禄の卒業。
タイムマシンも怖い話も激面白ネタ。
2016準決のタトゥーとかも。
お疲れ様でした。