お笑いすこフィールド日誌

バラエティ番組やその他面白いものを記録していく。

M1グランプリ2019 ⑩ぺこぱ

10.

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3位 654点

 

 

松本 94 ③

上沼 96 ②

巨人 93 ③

志らく91 ⑥

礼二 92 ⑦

富澤 94 ②

塙  94 ④

 

タクシー 4分45秒

 

 

 

 

 

上沼「10組も見ると疲れてくるんですが、また活性化しました。

新しいツッコミ、大好きなすび。」

 

 

志らく「最初見た時は私が大嫌いなタイプの漫才だと思ったんだけどどんどん好きになっていっちゃう。

点数としては辛めではあるものの、本来82.3点であるものが最後にぐわーって上がった。」

 

 

松本「ノリツッコまないボケっていうかね。

新しいとこ突いてきましたよね。」

 

 

巨人「志らくさんと一緒でね、好きにならないなと思ってたが、どんどん好きになる。

彼らのM1 に対する長文コメントを読んだことある。

着物着たりローラースケート履いたりやってそれを捨ててここにくるという、その気持ちが嬉しい。」

うーん。

 

 

 

 

 

パ哲「最高のキャラクター。

鼻につく加減があるのに前向きでポジティブ。

イヤな印象を見せてボケに翻弄されるという立場も面白かった。

一辺倒にさせないために方向変えたりして工夫があって素晴らしかった」

 

 

飯哲「ツッコミ正論。新しい。

ムダな動きが視聴者の頭にツッコませて、それが合流することで笑いが増幅させる」

小藪「ウザさがだんだん可愛くなってくる」

西田「キレだけの動き。キレだけを見せる動き。

ちょうど良いダサさと中途半端な顔立ちとかが相まって面白かった」

笑い飯すきそうやなあ、あの動き

 

 

石田「しゅうぺいはおそらく普通の子。

でもあのネタのつくりのためにああいったキャラにならざるをえなかった。

中川パラダイスと同じ。

普通のままだと松蔭寺君のあんな長いツッコミを待ってられないはず。

松蔭寺君のいいとこは動詞や名詞の一音目を立てて喋る。だから聞き取りやすいしリズム感がうまれる。

阪巨師匠もそう。めちゃくちゃ早いのに聞き取れる。言葉の立て方がうまいから。」

 

 

岡村「しゅうぺいという名前もよう出来た名前やなあ」

 

 

 

若林「笑い飯さん山ちゃん以来の衝撃かもしれない。

ツッコミというのは指摘・否定がメインで、それは多様性を認める風潮との相性が非常に悪い。常識というものが強い時代ほどツッコミがしやすくなると思っていた。

特に、激レアさんやしくじり先生なんかではその人の生き方を受け入れないといけないからツッコミがなかなか強い否定はできない。

それをぺこぱは一瞬ツッコミかけて受け入れるという緊張と緩和でやり遂げた。感動した。

ぺこぱが出てきたことで来年から色々出てくるかもなあ。」

 

 

 

 

 

元々2017まではボケツッコミ逆で変えたら2018で準々決勝であの型が完成。

そしておもしろ荘優勝。

しかしパンケーキに食べられ

オスカーのバラエティ枠が急遽解散。

何とか竹山の番組でサンミュージックに拾われていざM1で3位という激動の1年。

 

 

小沢「ツッコミはバーンって言う。

ボケはバーンじゃなくてボソッと言う。

ぺこぱのあの型はバーンてツッコんでからボソッと正論を言う。

やっぱりボケを経験してるからその正論の部分が自然。

ツッコミでこっち振り向かせてボケのトーンで言えるから倍ウケんのよ。」

 

 

松蔭寺「おもしろ荘のときはまだ着物だった。

その時たまたまトイレで会った岡村さんに、

"着物変やで"

って言われた。」

 

 

岩井「あのネタって、松蔭寺太勇じゃなくても成立しますよね。ツッコんで正論を言うっていう部分は。

太勇で笑い取ってるとこと二分化してるなぁと感じた。」

 

小沢「漫才ってタイムリープだと思ってたのよ。同じ設定でそこクリアするまで何回もやり直すから。それを伝えられる漫才つくりたいなって思ってたんだけどシンプルに"時を戻そう"で良かったんだと思った」

 

 

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2枚も出すかね

 

 

 


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最悪の紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウケ 8

技術 9

発想 10

構成 8

好み 8

 

 

 

 

よくぞ10番を引いてくれました。

ピンポンパン和牛ゾンビに続きトリが斬新なネタなのは素晴らしい。

特に今年はかなりバラエティに富んだ漫才が多いなかでまた新しい型という驚き。

やっぱりキャラモノか、という油断をさせた事は大きかった。

1ボケ目で、ん?とさせてから理解させて笑いが増えていく様は爽快だった。

そしてキャラ芸人になるしかなかったで完全にお客さんを味方にしたのも大きい。

急に正面が変わったのかなんてとんでもない度胸だと思う。面白かったが。

あの絶妙なウサンくさいビジュアルでめっちゃ前向きというギャップも素晴らしい。

なんかもう最後の方は息継ぎとかがおもしろくなってきちゃって。

 

 

笑は期待の裏切りという原点を4分間見せ続けてくれた。

2018でこの型は見つけていたが、4分持たなくて準々決勝で敗退してしまった。 

それを見事にパターンを変えて仕上げてきた。

とはいえ2分半〜3分くらいは中だるみしていたように思うからあそこをひとくだり減らして全体を4分30秒以内におさめてよかったかも。

 

近年特にコントで見られる優しいお笑いがここでも出ましたね。あんな奴が素敵なことを言うと面白くなるんですね。期待の裏切りですね。

ほっこり大笑いさせてもらいました。